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2009年08月11日23時20分

私たちの多くは、何かあった時の為に、お金を多少はもっておきたいものだ。
突然の事故かもしれない、病気かもしれない、必需品の故障かもしれない。
何があるかわからないから、多少のお金を貯金する。
更に今なら、既に老後が心配だからと、お金を貯める若者が増えている。
それによって安心を得たいのが、人間ってもんだ。
でもまあ、事故も病気も、高価な必需品の故障も、そうそうあるものではなく、貯めていて良かったと思う事ってのは少ないだろう。
しかしこれが、凄く病気がちで、何故か事故にあいやすくて、建てた家は１０年持たないって人がいたらどうだろうか。
貯蓄はいくらあっても良いし、あればあるだけ良かったと思えるのではないか？
そしてそういう人は、おそらく貯蓄しておこうと努力するはずだ。

さてここで、日本という国を見てみよう。
日本は、世界でもダントツの、地震大国である。
更には台風の通り道にもなっていたり、自然災害の多い国だ。
言ってみれば、怪我しやすい国なのである。
これが普通の人ならば、地震があるかもしれない、台風で大きな被害がでるかもしれない、そう考えて、いざって時の貯蓄をしようとするだろう。
なのに日本は、その逆で、世界一の借金大国であるのだ。
国民は国そのものだと言えるわけだから、国民が安心できるわけがない。
年に一回入院するような人が、年収以上の借金を背負っているのだ。
どう考えてもおかしい。
普通の人なら、絶対こんな事にはできないはずだ。
なるほど、この借金を築いてきた政治家は、普通の人ではないのだね。

さて、本日大きな地震があった。
震度６弱で、想定される東海地震の１／１００だそうだ。
それでも高速道路の一部が崩落して、通行止めになったり、断水したり、多くの被害が出ている。
建物や私物や商品などにも被害が出ているが、それは個々が、いざって時に貯めていたお金で、なんとか復旧するのだろう。
では、道路や公共物は？
もちろん税金で復旧するのだろう。
はは、また借金が増える予感。
そう考えて、私はハッとした。
日本の崩壊って、案外簡単に訪れるのではないだろうかと。
今回の１００倍の地震が、いつ起きても不思議ではないと言われている。
なのに国は、貯蓄どころか借金８６０兆円ですよ。
これはもう、そんな地震がきたら終わりだよと、諦めている証拠だ。
なんとかするつもりなら、貯蓄できないまでも、ココまでの借金なんて、できるはずが無い。
さて地震が起これば、まずは個人の物に関しては、個人資産で復旧するのだろう。
ぶっちゃけ貯蓄程度じゃ、全てを元通りなんて事は不可能に感じる。
とりあえず今まで通りの生活ができれば万々歳だ。
それで貯蓄は無くなる人が多そう。
日本人の個人資産は大幅に減り、銀行の預かり金は大幅に減る。
それでまずは、銀行の経営が立ち行かなくなり、国の援助なくしては倒産だろう。
しかし国は、借金はあっても貯蓄は無いから、援助なんてできない。
復旧するために金が必要だから国債を発行するのだろうが、日本人の貯蓄が無いのに、誰が国債を買うのか？
今までは、国民の貯蓄が、国の借金を上回ってるから、まだ大丈夫なんて言ってるけど、関東で大きな災害があれば、それは一気に逆転する可能性が高い。
国債は売れず、銀行は倒産し、公共物の復旧は進まない。
日本崩壊だ。
まあもちろん、その前に金が動かせるかどうかは疑問だけど。

適当に考えた私の妄想であるから、実際は起こってみないとどうなるかわからないが、大きく外れている気がしないのは、私だけだろうか。
日本の未来は、もはや運次第って事なのかもしれない。

※※ここまで過去記事※※

この１年半後、東日本大震災が起こるんやでぇ～
でも日本は崩壊してへんでぇ～
別に個人の貯蓄がメッチャ減ったわけでもないでぇ～
過去の私は無知でした。
さーせん！