NEWSYUKA

2013年11月21日【木】15時29分10秒

何かを成す時、努力は必要です。
しかしその努力を隠そうとする人が多いですよね。
それは、『努力は見せるものではない』という美徳と、『全ては結果で示せば良い』という二つのことを考えてだと思います。
確かにそれができた時、とても格好いいですよね。
メジャーリーグのイチローは努力家だと言われていますが、その努力を見せないことで有名です。
それがイチローの格好良さを更に際立たせています。
テレビでもそう取り上げ、イチローを褒めちぎります。
だからと言って、その努力はみんなが知るところですよね。
それは何故かというと、イチローが結果を示し、『努力していないわけがない』という部分から、努力が明るみになったのです。
或いは、知っている人だけが知っていたということです。
知らないのは、ただの観衆、野次馬の私たちなのです。
それはつまり、『努力はむやみに見せてはいないが、隠してもいなかった』のではないでしょうか。
もしも本当に、イチローが努力する姿を全く見せない『隠す』人だったら、私は彼が一流になることはなかったかもしれないと思っています。
誰にも努力する姿を見せなかったら、実力だけでチャンスを手に入れて、更にチャンスをものにしなければなりません。
しかし皆さんもご存知の通り、野球で常に良い成績を残すことは不可能です。
調子の良い時もあれば、悪い時だってあります。
何日もヒットがでないことだってあります。
もしもイチローが『努力を隠す人』だったら、結果が残せなかった時点で見放されることにもなるでしょう。
そうならないのは、起用する方もプロで、ちゃんとイチローの努力を知っており、チャンスを与え続けたからではないかと思うのです。
実力だけでここまでの選手になった可能性も十分に考えられる選手ですが、普通は一人で一流になれる可能性は低いです。
だから『努力をアピールの手段とする』のは、私は当然だと考えます。
わざわざこれ見よがしにわざとらしく見せるのも美しくはないですが、少なくとも隠す必要はありません。
『努力は隠さなくていい』のです。
むしろ、少しくらいはアピールするくらいじゃないと、より厳しい世界では成功できません。
競争の多い世界では、自分のアピールだけでなく、他人を蹴落とそうとする人までいますからね。
もしも競争の厳しい世界に進もうとしているのなら、少なくとも『努力は見せない方がいい』なんて思わないでください。
蹴落とそうとしている人はあなたのことを、『努力もしないなまけもの』と、ネガティブアピールをしていますよ。
それに努力したなら、その分だけ自信を持って、自分を誇ってもいいのですよ！