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2010年08月23日23時52分

円高になると、ほぼ確実に株価は下がる。
その理由としては、日本の景気は輸出企業が牽引しており、輸出企業の業績が悪くなると、内需も冷え込むから。
でも一方では、円が強くなる事は良い事だとも言う。
それはある意味日本の価値そのものであるから当然なのだけど、それを私たちが良しと思える事は少ない。
たとえば１００円ショップ。
これらは海外の安い労働力を利用し、安くしているわけだけど、１００円という価格で既に安い。
これが５０円になったとして、より多く買うだろうか？
ぶっちゃけ１００円でも５０円でも、安い事に変わりは無く、倍ほどの違いは全くと言って良いほど無い。
では、他の輸入食品等は？
円高還元セールとかやってはいるが、人が食べる量が増えるのか？
一部が安くしても、絶対的に売れる量は変わらないのだ。
それなのにそんな事をするから、安売り店では従業員が疲れ、その割に利益が上がるわけではない。
他の店では客を取られて、もちろん利益は落ちる。
良いところ無しだ。
ではどうしたら良いのか。
それは、安く仕入れられるのだから、その分従業員を増やし、店のサービスの向上をはかったり、社員に楽をさせてあげる事だ。
さすれば従業員も余裕がでてくるから、良い仕事をして店は良くなるし、体力的余裕も出てきて、遊びに行く回数も増えたり。
そう、原材料代金が増えたら、人件費をカットして利益を出そうとするのに、逆になった時、なんとかなったと言って人を増やさない。
これがいけないのではないだろうか。
まあでも、言うほど簡単ではない事は分かっている。
本当は、通貨の価値、物価の安定ってのが一番良いのだ。
でも、通貨統一とかしない限り、なかなか難しいのだろうね。
そこで儲けている人もいるわけで、そっちの方が難しいか。
とにかくだ。
価格競争するくらいなら、その余裕で人を雇っていければ、日本は良くなるんじゃないだろうか。

※※ここまで過去記事※※

円高が、日本の価値が上がっての事ならまだ良い。
でもこの頃の日本は、金融引き締めをして無理に円高にしている。
国民の生活は不景気下でも悪くなっていないように感じるが、それは一時的な騙し。
日本の価値相応の円価格が健全。