旧その他記事保管庫

2011年02月08日11時21分

長友がインテルデビューしました。
評価は色々あると思いますが、ザックリ見渡すと、肯定的な意見が多そうです。
とりあえず私も、長友のプレーを一通り見ましたので、意見を書きたいと思います。
まず、長友が入った後、２失点してしまいました。
これに関しては、正直もっているなと思いました。
逆転されていたら、逆に悪い意味でもっていると思いましたが、４－３に追い詰められた事は、長友にとって良かったと思います。
理由は、一点差のゲームを経験できた事です。
大量差のままだったら、楽にディフェンスできたとか、リラックスしてゲームできたとか、そう言った条件がついたゲームになっていたからです。
今後も大切な場面では使えない、なんて事は、今日のゲームで無くなった事になります。
しかし、長友が入った事で、何かしらのリズムが悪くなった可能性もあります。
まだ合流して２回しか練習していないのだから、当然と言えば当然だし、もう一回くらいは慣れさせる為のゲームってのが必要かもしれません。
ただし、２失点してもバタバタしていた感じはないので、次回の先発もありえない話ではないと思います。
さて、その２失点も、一応解説しておくと、１本目がフリーキックから前線にパスが通り、そのまま決められました。
長友のマーク対象では無かったが、長友の目の前の選手が飛び出して決めているので、何かできなかったのかとは思えます。
でも、ペナルティエリア内で、後ろから行くのはリスクだらけで、やはりマークしていた選手がついていくか、フリーキックをうまく遮断する事が必要でした。
２本目はコーナーから、ゴタゴタした中で押し込まれました。
身長の無い長友は、エリア内ではなく、エリア外から走り込んでくる選手のケアをしていたようで、全く関わっていませんでした。
身長があればエリア内でって事もあったのだろうけど、それは元々分かっている事だし、それを加味した上での守りなので、問題は無い。
ただこれは、長友が入っている間の守りでは、又は長友がいなくても、インテルの守りは弱いところがあるって事なのだけど。
失点したセットプレーに関しては、可も無く不可も無いって感じで、この辺りは長友ってよりは、今後インテルの課題。
次に守りに関してだが、あまり守る場面は無かった。
それでも何度かあった長友サイドからのローマの攻撃は、無難についていって、抜かれる事もなく、堅実な守備を見せた。
ただし、インテルって真ん中が弱いのかなぁ～なんて思う事もあったので、インテルとしては守備に課題がありそう。
次に攻撃時の長友だが、キープ力とパスセンスは、インテルでディフェンスしていると、少し見劣りするかな。
高い位置でプレッシャーをかけられると、攻撃時に見せるキープ力は無くなる。
最終ラインなので安全第一ではあるが、全日本のようにセーフティーに待っているディフェンダーもいなかったり、遠藤もいないわけで、この辺りは今後の課題。
チームメイトの動きを把握して、もう少し信頼を勝ち得たら、解消されていく事だとは思うが。
上がって行った攻撃に関しては、３つ良い場面があった。
１つはオフサイドにかかってしまったが、惜しい飛びだしだった。
ディフェンダーがオフサイドにかかるってのもウケルがｗ
２つ目は同じように上手く抜けて、縦に勝負してセンタリング。
エトーが凄い動きでうまく連動し、ディフェンスの前に抜けてきた所へ出した。
角度が無く、うまく合わなかったが、エトーの動きを把握して、もっと鋭角に出していたら、チャンスになっていたかも。
こぼれたボールに走り込んできた味方もいたので、エトーがパスを受けてシュート、又は流していたら、走り込んできた味方にあっていただろう。
３つ目は、エリア内で待つ味方へのナイスパスだったが、味方がスルーして、最後にマイコンがシュートした。
コースが良ければ決まっていたかもしれないが、その前にスルーしなければと思える場面だった。
今度のパスは、もう少し角度をつけずにゴールよりにパスをだしていたら、右足でトラップして流し、体制を変えてファーにシュートって選択肢もあった。
長友のパスは、どちらも味方がいるその場所へのパスであり、そこからどう動くか、どう動いてフィニッシュに持っていけるか、その辺りが分かってくると面白いだろう。
総合すると、見せ場は作ったが、まだまだこれから良くなる部分を残している感じ。
これはやっていれば改善される部分が多いので、私は結構やれるように見えました。
専門誌の評価では６だったが、私もそれくらいだと思う。
１５分でこの評価だし、期待の持てる評価。
逆にまだ１５分だから、できると決めるのもまだまだ早いとは思うが。
とにかくまだ、パフォーマンスの一端を見ただけですので、評価されるかされないかはこれからですね。