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尖閣諸島と北方領土の言い分を考えて

2010年11月02日22時57分

尖閣諸島に対しての中国の言い分、北方領土に対してのロシアの言い分、それらがかいてあるニュースを見つけた。
中国「中国が混乱状態にあった19世紀後半、日本が中国の同意なしに占領した」
ロシア「ロシアが劣勢だった時代に譲り渡した領土を、第2次世界大戦の勝利によって取り戻した」
との事。
こういう訴えを、私はどんどん知りたいわけだけど、テレビではあまり教えてくれない。
さて、では少し考えてみる。
まずは尖閣諸島から。
19世紀後半、まずは尖閣諸島が中国の領土だったかどうかだ。
この文章を読む限りは、中国の領土であったと判断する材料は見つからず、素直にうけとれば、誰の領土でもない土地を日本が占領したと受け取れる。
中国の同意を貰う必要は全く無く、中国の尖閣諸島へのアプローチは、全くの言いがかりであると言えるだろう。
更にこの後、中国も尖閣諸島を日本の領土である事を認めているのだから。
他に何か言い分があるなら教えてほしいが、現状100%尖閣諸島は日本領土であると判断できる。
次に北方領土。
日本の言い分を考えれば、敗戦後の混乱に乗じて占領され、不法占拠されたってのが日本の言い分である。
これだけを考えれば、現在ロシアが統治している事を考えても、日本領だと言えるだろう。
で、ロシアの言い分を考える。
ロシアが劣勢だった頃、譲り渡したとある。
これがどういった状況だったかを考えなければならない。
まず、この文章から、元々はロシア領であったと考えられる。
これに関しての日本側の反論があるなら知りたいが、今はロシア領だったという事で考える。
次に、譲り渡したって事だけを考えれば、譲った物は、それを力ずくで取り返して良いなんてわけがない。
だから、此処までで考えると、日本領だと言えるだろう。
問題は、ロシアが劣勢だった時代ってところだ。
日本がロシアを恫喝して、仕方がなく譲ったともとらえられるが、もしそうならそう書いている可能性が高い。
しかしそれは可能性の問題で、恫喝や、そこまでしなくても、仕方がなく譲った可能性もある。
だいたい領土を譲るなんて、それなりに何かがあったはずだ。
だから、この部分がクリアされなければならないが、この言い分を踏まえても、少し日本にぶがあると思える。

結論。
尖閣諸島はほぼ確実に日本領。
北方領土は、どちらかと言うと日本領。
北方領土に関しては、元々ロシア領で、譲った理由が日本からの恫喝、又は譲らなかった場合、もっと侵略されていたのが確実だった場合のみ、ロシアにぶがある。
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