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2010年11月12日12時41分

今回の尖閣諸島事件のビデオ流出。
ひとつずつ考えてみた。
まず、ビデオが流出する前、漁船船長の行為は、話は出ていたが、明確に犯罪行為なのかどうかは、一部の者しか知らなかった。
この時のビデオの位置は、その証拠として重要な物であった。
その中で、漁船船長は釈放された。
これは、漁船船長が犯罪ではないとの判断、又は犯罪と判断していたが、逃がしたと考えられる。
が、ビデオを見れば明らかに犯罪なので、逃がしたと考えるのが普通だろう。
犯罪者擁護って言うか、犯罪者であると認識しながら逃がす行為が、犯罪なのかどうかネットで調べてもわからなかったが、確か犯罪だったと記憶する。
しかしこれは国の判断で、犯罪も仕方の無い場合、法に反する場合があるのは理解できる。
それでも、それなら正々堂々とやるべきだし、それが正しいかどうかを判断するのは、国民である。
中国人船長を逃がした事に関して、当時は証拠ビデオを見ていなかったし、それが国の為、国民の声だという事で、私は正しいかどうか保留して事態を見守っていた。
そこで、ビデオが流出した。
ビデオを見れば、明らかに漁船船長は犯罪者であり、政府が知っていて逃がしたのは明白となった。
そしてそれを隠してたわけだから、尚始末が悪い。
自分たちが犯罪者を逃がした事を隠すために、ビデオを出さなかったとも考えるのが普通の人の考えだろう。
もちろん、中国への配慮とか、波風立てない為とかもあるだろうが。
そして今、ビデオを流出した人を、犯罪者として逮捕しようとしている。
しかし、流出させた人は、政府が犯罪者である証拠ビデオを、国民に見せただけとも言える。
犯罪者の上司が、その証拠ビデオを他に見せるなと命令して来たら、それを見せない方がむしろ犯罪者擁護にならないだろうか。
今回の話は、政府が犯罪者擁護という罪を犯し、その証拠を出さずに我々を擁護しろという命令を無視して、擁護しなかったと言う事ではないだろうか。
今回の海上保安官は、ビデオを出さなくても犯罪者にされ、ビデオを出しても犯罪者にされると言う、理不尽な立場に追いやられていたのだ。
国家権力の元で。
もしこれで、海上保安官が逮捕されたら、国会議員は犯罪オッケーって事になる。
そしてそれを隠蔽する為の命令もでき、守らない人を罰する事ができるって事になる。
今回の件、一番悪いのは政府で、海上保安官は被害者であるとも言えるが、それでもルールを守る為に、何かしらの処置は必要であろう。
ただしそれは、政府で中国人船長を逃がした人の処罰があってこその話になるが。
何故なら、流出ビデオが機密でもなんでもなく、公開されてもまあ仕方のないものであれば、政治家が船長を逃がした事も、国の為であると思えなくはないし、それなら海上保安官も罪にはならないからね。
というわけで・・・
海上保安官が罪に問われるなら、船長を逃がすように手はずした議員には、それ以上の処罰を。
海上保安官が無罪なら、政府がちょっと日和っておかしなことになったが、それを謝罪して終了。
このどちらかで決着する事になるのだろう。
それ以外なら、国民は立ちあがって、腐った政府を正さなければならない。
これが、今回の尖閣ビデオ流出事件の、私の見解です。
もちろん、これは一国民が勝手に思っている事ですので、正しいかどうかはわかりません。

ところで、中国の貨物船だかなんかが沈没して、海上保安員が中国人を救出しているらしい。
おかしなものだ。
あれだけ嫌な事をしてくる国の人民でも、こうして助けるのだから。
もちろん、これは正しい事で、素晴らしいと思う。